お客さまへのメッセージ お知らせ

2024/10/01

昨日の日本株式市場は自民党総裁選の結果を受けて大きく下落しました。
8月は日銀の利上げ、円高などで大暴落し、今度は自民党総裁選の影響で下落と、理由は異なるにしろ、こんなに市場が荒れては心配だと考える方もいらっしゃるでしょう。


本日は昨日の下落から反発しましたが、冷静にこの短期間に起こっていることをお伝えしたいと思います。
日経平均株価で見ると、昨日(9月30日)の終値と先週9月25日(水)の終値はほぼ同じ水準でした。すなわち、9月27日(金)の自民党総裁選イベントに便乗して騒いだ人たちの思惑が外れたにすぎません。
日頃から長期で運用している私たちは短期のトレード(売買)をしている人たちの影響で右往左往する必要はないでしょう。
武道やスポーツと同様、自分の型を崩してしまうと相手の思うツボです。


ミスター・マーケット(≒短期的な株価の動き)に振り回されてはいけないのです。
10月27日(日)に予定されている衆院選まではミスター・マーケットが何度も不安を囁くかもしれません。
メディアも追随することが予想されます。長期で運用している投資家から見た場合には短期の出来事はノイズにすぎません。

株式市場は上場している企業、そこで働く人、そこに関連するステークホルダーの努力による成長が上昇の原動力です。
長く続く生涯投資を引き続き落ち着いて歩んでまいりましょう。
セゾン投信株式会社
代表取締役社長
園部 鷹博