NEWS LETTER
2025 March Vol.216
目次
長期投資仲間へのメッセージ
セゾン投信株式会社
代表取締役社長 園部 鷹博
Vol.216
多様性を受け容れる
ともにゴールを目指す
2月23日(日)、私の生まれ故郷である兵庫県姫路市で開催されたマラソン大会に出場しました。日頃の月間走行距離は70km程度なので記録を狙うどころか完走するのがやっとのレベルです。苦しくないかと尋ねられたら、とても苦しいと答えちゃうのですが、それ以上に沿道から数多くの温かい声援によって最後まで走りきるチカラをもらうことができました。終わってみればもっと頑張ることができたのではないかと悔やむのですが、それでも最後は楽しく明るく笑顔でゴールすることができました。
私が個人投資家として投資信託に出会ってから20年以上が経過しましたが、投資環境は良い時もそうでない時もありました。それでも投資を続けられる、積み立てを続けられるのは、運用会社からの発信があり、販売会社からのアフターフォローを受け、たくさんの見知らぬ投資家(受益者)が同じ投資信託を保有して長期投資を続けているデータを見ることで背中を押してもらったからにほかなりません。自分一人ではなく大勢の人との関わりがあって長い道のりを進むことは長期積立投資とマラソンとの共通項だと捉えています。長期・積立・分散を軸とした生涯投資を続けるためのピースをこれからも多くの方々へお届けしてまいります。
受容する
話は変わりまして、マンガ「孤独のグルメ」をご覧になったことがある方は、このNews Letterの読者のなかにもいらっしゃるでしょうし、ドラマ版を視聴したことがある方を含めるともっと多いのではないでしょうか。ご存じでない方はインターネットで検索してみてください。私は大人になってからマンガを読むことがなく、テレビもほとんど見ないので世間の流行りについていけない人間なのですが、年末年始の休みにドラマ「孤独のグルメ」を見て描かれている世界観が大変心地よく感じられました。なぜ孤独のグルメが私にとって心地よく感じられたのか、それは描かれている主人公が多様性を受け容れる人物だからです。孤独のグルメの主人公である井之頭五郎は、「この料理はこうでなくてはいけない」という固定観念にとらわれることなく、自分の心の感じるままに「こういうのでいいんだよ、こういうので」とつぶやく。これって全く違う世界観ですよね。私が好きなのは後者です。だって物事における正解は1つではないですから。もちろん自身が思い描く理想や信念はあって構わないし、貫くことも素晴らしいです。だからといって、それ以外を否定する理由にはなりません。人の人生や価値観も多種多様であり、それらの集合体がチーム、社会、経済などを形成しています。
時代の変化とともに
たしかに、かつては〇〇でなければならない、〇〇こそが正しい等の自らの正義を周囲に押し付けることに違和感を覚えない時代もあったでしょう。ただそれは世界を見渡しても双方に対立を生み、成長を妨げ、特定の対象者だけが心地よさを感じる社会でもありました。でも時代は変化しました。現代はそうではありません。いろんな価値観が共存することで心地よさを感じられる対象者が増えましたし、そうなることで社会の質が高まっていきます。投資信託の世界でも10年前や5年前と比較するとその変化の度合いは大きく、良質な商品が増え、個人投資家の選択肢も増えました。どれか1つの投資信託を保有するのではなく、複数の投資信託を併せ持つ人も増えました。「そういうのでいいんだよ」と思います。
もちろんセゾン投信は最善の運用を行いますし、お客さまが正しくない知識や理解、思い込みや誤解によって適切でない投資行動に陥りそうになる場合には真摯に向き合います。運用も常に現状に満足することなく進化を遂げていかねばなりませんし、セゾン投信自身ももっともっと良い会社に、お客さまや社会にお役に立つ会社になるために変えてはならないもの、良い方向へ変化させるものを取捨選択していきます。
引き続きご愛読ください
最後にNews Letterについてお知らせです。長年にわたり紙媒体およびPDFでお届けしてきましたが今月を持ちまして紙での発行を終了します。環境やCO2削減に配慮した対応となりますことご理解くださいますようお願い申し上げます。今後はHTML形式でインターネット上において引き続きご覧いただけますし、紙での保存をご希望の方はお手元のプリンターから印刷できる様式で作成します。内容も含めてNews Letterを更にブラッシュアップさせていきますので今後にご期待ください。
ニュースレターの歴史
2007年4月より毎月皆さまにお届けしてまいりましたセゾン投信ニュースレター。
紙版としては今月号で最後になります。18年の歴史を振り返ってみましょう。
2007年4月発行の第1号
ページ数は5ページからスタート。毎月情報発信量によってページ数が変わっていました。
2007年3月末の運用資産総額は約11億円
2010年4月発行の第37号
3周年からイラスト付きの小冊子形式になり今のニュースレターの原型が定まりました。
2010年3月末の運用資産総額は約327億円
2014年5月発行の第86号
カラーになりました!
2014年4月末の運用資産総額は約844億円
番外編
2023年は公式キャラクターつづくが表紙
2024年12月からWEB版もスタート
冊子最終版 216号
ちょうど18年間で紙版は終了
2025年2月末の運用資産総額は約8,773億円
2025年4月発行予定の第217号
2025年4月号(217号)からはWEB版のみになります。
内容も増やしてまいりますので、お楽しみに。
ファンドアワード受賞!
「個人投資家が選ぶ!Fund of the Year2024」
【受賞内容】アクティブ 部門
第2位 セゾン・グローバルバランスファンド
※バランス型はパッシブ運用でもアクティブ部門となります
第4位 セゾン資産形成の達人ファンド
「ウエルスアドバイザーアワード2024」
【受賞内容】バランス型 部門
セゾン・グローバルバランスファンド“NISA成長投資枠”WA優秀ファンド賞
ウエルスアドバイザーアワード2024全体でわずか8本の受賞ファンドのうちの1本です。
今回は対象となるアクティブファンド1,435本のうちバランス型 部門対象327本のなかから選出いただきました。
「ウエルスアドバイザーアワード2024」についての詳細は 公式ウェブサイトをご確認ください。
※ファンドアワードの受賞は過去の情報に基づくものであり、将来のパフォーマンスを保証するものではありません。
お知らせ
初心者におすすめ!
投資やNISAをベトナムグリルチキンを食べながら楽しく学ぼう!
セゾン投信では池袋で毎月ランチセミナーを開催中。
おしゃれなカフェラウンジで、おいしいランチを食べながらおカネの不安解消してみませんか?
開催日時 | 2025年3月12日(水)12:00~12:45(開場11:50) |
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会場 | サンシャインシティアルパ3F ソラリウム |
第18期運用報告会
〈セゾン・グローバルバランスファンド、セゾン資産形成の達人ファンド〉
3月15日はセゾン・グローバルバランスファンドとセゾン資産形成の達人ファンドが設定された「ファンドのお誕生日」
今回はちょうどお誕生日に運用報告会を開催しています。お近くの方はぜひお越しください。
開催日時 | 2025年03月15日(土)10:00~11:40(開場9:40) |
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講師 | 瀬下 哲雄(マルチマネージャー運用部 部長) |
会場 | 仙都会館 8階会議室 |
セミナーのお申し込みについて
お電話からのお申込み
セゾン投信
お客様窓口03-3988-8668
WEBからのお申込み
セゾン投信 出没録
長崎 編
日本列島が寒波に見舞われる中、長崎を訪れました。雪が舞い散るなか感じたのは風情よりも、交通網の心配。長崎では市内のバスが運休しており、お客さまにお越しいただけるかドキドキしました。無事にセミナーが終了した後は、ほっとしながら長崎ランタンフェスティバルのオブジェを散策。長崎名物皿うどんを堪能しました!
スタッフのつれづれだより
アライアンス推進部 和田
仕事柄モノの値段、特に食品の値段の上昇がいつも気になっていて、セミナーなどで全国にお伺いする際は会場近くにあるスーパーや市場を訪れていろいろ確認するのが習慣となっています。地物の農産物や魚介類に出会えるのもたのしいです。若いころ海外出張でクロアチアに行き首都ザグレブで地元市場を訪れた際に『さんま』がたくさん並んでいました(イタリアの反対側でアドリア海に面しているので漁業も盛ん)。どうやって食べるのか現地ガイドさんに聞いてもらうと、塩焼きもあるとのことだがオリーブオイルにつけて食べることが多いと聞き、今度来ることがあれば、絶対日本から醤油を持ってこようと思ったのを覚えています(そのあと行けていませんが…)。
ダイレクトサービス部 田辺
「人の行く裏に道あり花の山」とは有名な格言ですが、実行するには勇気と知恵が要りますし、必ずリターンを得られる訳ではありません。正直すぎる当社のポートフォリオマネージャーも言っていますが、投資タイミングを計るのはとても難しくほぼ「やるだけムダ」です。
そこで登場するのはやはり「積立」です。投資タイミングを考えず、リスクを減らす分散投資が出来ます。春を迎える今、改めて積立投資を検討されてはいかがでしょうか。
今月の広報ちゃんねる
日経CNBCにポートフォリオマネージャー岩下が初出演!
今月の表紙
今月はブラジル。ブラジル南部のパラナ州、イグアス川の下流にある世界最大の滝です。幅4000mの間に大小275もの滝が連なり、その中でも最大の瀑布は最大落差82m。大量の水が流れ落ちる際の重低音も合わさってまさに圧巻です。
Pick Up
定期つみたてやポイント投資などクレジットカードでできることがまとめてわかるページができました!

編集後記
今月号で紙版のニュースレターは最終発行となります。2007年4月号からちょうど18年。皆さまにご愛読いただきましたこと心より御礼申し上げます。WEB版で引き続き、充実した内容をお届けしてまいりますので、今後ともよろしくお願い申し上げます。バックナンバーは引き続きWEB上にてご確認いただけます。