投資信託の安全性
運用会社が破綻したらどうなるの?
投資信託の安全性を知ろう!
投資信託の安全性
投資信託は、販売会社・運用会社・信託銀行といった各機関がそれぞれの役割を果たすことで、成り立つ金融商品です。
投資信託の仕組み上、仮に投資信託にたずさわる各機関が破綻したとしても、投資家が預けたお金は、投資額にかかわらず制度的に守られるようになっています。
※元本が保証されるわけではありません。
販売会社が破綻した場合・・・
販売会社は投資信託の取引をする際に窓口となり、投資家とお金のやりとりを行いますが、お金は販売会社を経由して、信託銀行が信託財産として管理しています。
したがって、販売会社が破綻したとしても、信託財産に影響はありません。保有していた投資信託は、別の販売会社に移管され、移管先の販売会社で引き続き取引することが可能です。また、移管をせずに投資家にそのまま返還することも可能です。
委託会社(運用会社)が破綻した場合・・・
運用会社は運用指図を行うだけで、信託財産の保管や管理は行っていません。
運用会社が破綻したとしても、信託財産は運用会社とは別の、信託銀行に保管されているので、信託財産に直接的な影響はありません。運用していた投資信託は、他の運用会社に運用が引き継がれるか、繰上償還されることになります。
信託銀行が破綻した場合・・・
投資信託の信託財産は信託銀行が管理していますが、信託財産は信託銀行自身の財産とは区分して管理(分別管理)することが法律で義務づけられています。
したがって、信託銀行が破綻したとしても、信託財産に影響はありません。投資信託は、破綻時の基準価額で解約されるか、もしくは他の信託銀行に信託財産が移管されれば、投資家はそのまま投資信託を保有することができます。
分別管理により投資家の資金は管理されていますが、投資信託の運用状況により損失が発生した場合に、損失額の補填があるということではないのでご注意ください。
こちらの関連記事も読む:投資信託のメリット・デメリット