お客さま本位の業務運営
-フィデューシャリー宣言-
当社は、お客さま一人ひとりの大切な将来を支える資産形成をお手伝いすることが社会的使命と考え、創業以来「長期・積立」投資を徹底して推奨し続けています。
「フィデューシャリー宣言」は、その社会的責任をお約束するわたしたちの意思表明であるとともに、セゾン投信の事業モデルそのものでもあります。
フィデューシャリー・デューティーとは?
フィデューシャリー・デューティーとは、信認を受けた者が実行しなければならない義務のこと。日本語では受託者責任と訳されます。言い換えれば「お客さま本位の業務運営を行う責任」と表されるでしょう。
この責任を負った金融機関は、資産をお預けいただいたお客さまのために、最善の利益を追求する、そして一切の利益相反行為を行わないことをお約束することとなります。
フィデューシャリー宣言の意義とは?
セゾン投信は2015年8月26日付で、いち早く投資信託委託業者としてフィデューシャリー宣言を行いました。「お客さまの最善の利益を追求するため」に資産運用業務と直接販売・委託販売を行い、長期資産形成に主眼を置いた商品・サービスのみを提供することを公約しています。その実践にあたっては、事業継続に必要な合理的報酬のもと、一切の利益相反行為を排除することを確約して、すべてのお客さまに向け明文化し公表しています。
もとより当社は、お客さま一人ひとりの大切な将来を支える資産形成をお手伝いすることが社会的使命と考え、創業以来「長期・積立」投資を徹底して推奨し続けています。
「フィデューシャリー宣言」は、その社会的責任をお約束するわたしたちの意思表明であるとともに、セゾン投信の事業モデルそのものでもあります。
セゾン投信は「フィデューシャリー宣言」のもと、運用能力の更なる向上とそれを実現するための人材育成に注力し、お客さまの最善の利益を追求し続ける企業文化を発展させて参ります。
セゾン投信のフィデューシャリー宣言
2025年2月21日
セゾン投信株式会社
フィデューシャリー宣言
当社は「お客さまのためにのみ」資産運用を行う者としてのフィデューシャリー・デューティーの遵守をお約束し、以下のことを宣言し、実践いたします。
1.お客さまの最善の利益の追求
- 当社は、お客さま一人ひとりの大切な将来を支える資産形成のお手伝いをすることが社会的使命と考え、そのために必要な企業文化を構築し、保持いたします。
- ファンドの販売においては、長期・積立投資を推奨し、短期的投資や乗換投資を推奨することはございません。
- 購入時手数料は、徴収いたしません。
- お客さまの最善の利益を追求し、下の図に表されるサイクルの循環を進めてまいります。

2.利益相反行為の回避
- 当社は、投資信託財産の運用に際して、株主などの当社と利害のある関係者等との取引等を一切行いません。
- 当社は、当社ファンドの投資対象を選定するにあたり、当該有価証券の発行者と特別な関係を持ちません。
- 当社は、ファンドの募集・販売を、他社に委託する場合には、当社ファンドが積立投資による長期資産形成を主眼においた商品であることを理解し、適切に販売することを条件といたします。また、当社は、販売を委託する会社と特別な関係を持ちません。
- 当社は、当社が募集・販売を委託する会社等との間で他の取引を行う場合には、お客さまの利益に合致するものであることを前提といたします。
3.報酬等の合理性
- 当社は、お客さまの最善の利益を実現するためにのみ業務を行い、そのために合理的に必要な報酬等を受け取ります。これら報酬等の開示にあたっては、わかりやすい情報提供を実践いたします。
- 当社は、お客さまに提供するサービスに応じた合理的な報酬率をもって、信託報酬等の費用を定めます。同一内容のサービスを提供するお客さまに対して、報酬の請求に関し、異なる取り扱いはいたしません。
- 既存ファンドの信託報酬等についても、適宜その適正性につき、当社の「事業継続性」と「お客さまのコスト低減」とのバランスを図りながら検討を行い、不断の経営努力によりその低減に努めます。
- 当社が他社にファンドの募集・販売を委託する場合、当社があらかじめ定める信託報酬配分率を、すべての販売会社に対して適用いたします。また、購入時手数料は徴収されません。
4.重要な情報のわかりやすい提供
- ファンドの費用、リスク・リターン特性などの基本的なしくみや特徴および運用状況等については、目論見書や運用報告書等の法定開示書類のみならず、当社ウェブサイト・動画・運用報告会などで、お客さまにわかりやすくお伝えいたします。
- コールセンターをはじめ、複数のチャネルをご提供することで、お客さまのご不明な点に直接お答えできる態勢を整えます。
- 適切な判断をサポートするための分かりやすい情報として、「重要情報シート」を公開いたします。
- 当社では投資を初めて行うお客さまが多いことを踏まえて、専門的な用語の使用を避け、できる限り平易な表現を選択しお伝えいたします。
5.お客さまにふさわしいサービスの提供
- 当社では、積立投資による長期資産形成を主眼においた商品・サービスを提供いたします。
- お客さまが長期資産形成を円滑に行えるように、投資教育に力を注ぎます。
- 商品特性を踏まえて、販売対象とするお客さま属性を特定し公表いたします。また、募集・販売を委託する会社等に対しても当社は応分の責任があること認識し、連携してまいります。
6.遵守態勢
- 当社が「お客さまのためにのみ」資産運用を行う会社であることを、役職員全員がゆるぎない価値観として共有いたします。
- 「お客さまのためにのみ」業務を行う者として必要な専門性と倫理観を持った人材を育成し、そうした観点からの適切な人事評価を行います。
- 当社は、この宣言を遵守するためにフィデューシャリー委員会を設置し、遵守状況等について確認するとともに、より良い施策の検討を行います。
- 当社は、この宣言が遵守されているかどうかを監視する独立した内部監査部門を強化し、違反行為の未然防止に努めます。
- 取締役会は、この宣言の遵守状況につき、内部監査部門から定期的に報告を受け、遵守状況を監視・監督いたします。
以上
2015年8月26日制定
2017年4月25日改定
2019年1月30日改定
2021年6月28日改定
2024年1月4日改定
2025年2月21日改定
セゾン投信株式会社は、2015 年 8 月 26 日にいち早く投資信託委託業者としてフィデューシャリー宣言を行いました。
その後、金融庁が2017 年 3 月 30 日に公表した「顧客本位の業務運営に関する原則」に掲げる 7 原則すべてを 2017 年 4 月 25 日付で採択し、同日付でフィデューシャリー宣言を改定しております。
また、フィデューシャリー宣言に係る取り組み状況を定期的に公表するとともに、宣言内容について、フィデューシャリー委員会において定期的に見直しを行い、必要に応じ改定してまいります。
プロダクトガバナンスに関する方針
当社は「フィデューシャリー宣言」のもと、以下の通り、『プロダクトガバナンスに関する方針』を定め、お客さまの最善の利益に資する商品提供を確保するための取り組み(プロダクトガバナンス)を徹底します。
方針1:基本理念
積立投資による長期資産形成を主眼においた商品のみを提供します。 多くの商品を設定して選択肢を増やすのではなく、厳選した商品を長い期間をかけて育てます。
方針2:プロダクトガバナンス体制
全部門長が参画するフィデューシャリー委員会において、組成時と組成後に商品がお客さまの最善の利益に資するものであるかの検証を行います。
方針3:金融商品の組成時の対応
フィデューシャリー委員会において、商品が基本理念に沿ったものであることを確認するとともに、運用における自社の強みが発揮できるものであることを確認します。
また、過去10年以上のデータを基に検証を行い、リスク・リターン・コストが合理的であると認められた場合にのみ、新規ファンドを組成します。
方針4:金融商品組成後の対応
年1回、フィデューシャリー委員会において、運用体制が適切であったか、運用が投資目的に沿って実行されたか、リスク・リターン・コストのバランスが適切かどうか、販売方法や情報提供の内容がお客さまの最善の利益に資するものであったか、検証を行います。
直接販売においても、販売会社等を通じた販売においても、当社が提供する商品は全て積立投資による長期資産形成を主眼においた商品であり、短期的な利益の獲得を目指すものではないことをお客さまにご理解いただいたうえで、投資を行っていただくよう努めます。
方針5:顧客に対する分かりやすい情報提供
各ファンドを担当するポートフォリオマネージャーの氏名、経歴、投資に対する考え方を公表します。
さらに、年1回、「お客さま本位の業務運営」への取り組み状況報告書等を通じてプロダクトガバナンスに係る取り組みについての検証結果を公表し、当該取り組みの透明性向上を図ります。