NEWS LETTER
2024 December Vol.213
目次
長期投資仲間へのメッセージ
セゾン投信株式会社
代表取締役社長 園部 鷹博
Vol.213
冷静かつ客観的に対処する
一定のペースで
先日、ハーフマラソンの大会に出場し楽しく走ることができました。私の場合、記録を狙って普段からストイックに練習を積み重ねるということは行っていないので、ファンランの域を脱することはありません。それでもいざ走るとなるとコツコツと練習をしておけば良かった、スタート後に周囲の勢いに巻き込まれずに一定のペースで淡々と走ったほうが良かった、など反省点が出てきます。特定の期間だけ集中して練習をしても効果は限定的ですし、安定したペースでないとリズムが乱れてしまい成果が低下しがちです。これは資産運用と共通するところがあると思います。特に長期投資、積立投資に重なる部分があるように思います。成果を出すには少しずつでも一定の取組みを長くコツコツと継続することが重要であることは、身の回りにある他の様々なことにも当てはまりますね。
経済への影響
さて、話は資産運用の話に変わります。2012年末の第2次安倍政権で打ち出された経済政策はアベノミクスと呼ばれ、それを市場参加者が好感したことなどをきっかけとして、日本の株式市場には10年以上にわたる長期上昇相場が訪れました。そして今年2024年1月には34年ぶりに日経平均株価がバブル後の最高値を更新し、同年3月には史上初の4万円台をつけました。上昇の勢いは同年7月まで続き4万2千円台を突破しましたが、以降は一定のレンジで上下を繰り返す動きが続いています。直近での出来事としては10月の第50回衆議院選挙において15年ぶりに自民・公明の連立与党が過半数割れとなりました。
企業経営の変化
政治の安定は株式市場に対して一定程度の影響を与えますが、長期上昇相場は安定与党によってのみ、もたらされたものではありません。
経済を担う人々はデフレマインドから脱却してきたように思います。企業の多くはコスト削減や事業縮小を主軸とした舵取りから、株主から調達した資金をどのようにして効率的に活用し持続的な事業成長に繋げていくか、に流れが変わってきています。そして顧客や株主、従業員だけでなく、取引先、社会、環境などステークホルダーにも配慮した経営へと企業の姿勢も変わりました。金利においても日本では17年ぶりにゼロ金利が解除されました。このように変化する項目が多くなると影響を受ける部分も必然と増えてきます。けれど、今後の政権運営次第では、従来と異なって政策がすんなり決まらない、あるいは進められない事象が出てくることが考えられます。金利の上昇によって企業財務に影響が生じ、負債の利払いが苦しくなる、資金調達コストがあがる、事業の拡大や将来の研究開発に十分な予算を割り当てることができなくなる、などを考慮する必要もあるかもしれません。
これまでのように市場全体が上昇するステージから、銘柄を選別して投資をする運用が優位性を発揮する可能性が高まってくるでしょう。
投資先を厳選する
我々の投資哲学においては、政治や金利情勢がどうであろうと強固なビジネスを構築している企業、人々や社会が必要としているモノやサービスを提供している企業であるか否かを大切にしています。利便性の追求だけでなく、私たちが安全で平和に暮らすことができるよう事業に取り組んでいる会社が存在します。同時に世の中がその価値に気付いていない、または価値が評価される手前のステージにある企業を日頃の丁寧な調査を繰り返すことで運用のポートフォリオに採用していくのが「セゾン共創日本ファンド」です。このファンドは市場全体ではなく、そのような企業に対してのみ投資を行うことで、お客さまが長期にわたって安心して保有いただける投資信託として運用を続けています。おかげさまでファンドの考え方、運用方針を評価いただく販売会社もあり、直接販売のチャネル以外でも購入できるようになりました。環境が大きく変化したことを冷静かつ客観的に捉えることで日本株式市場においてはアクティブ運用の魅力がこれまで以上に高まりつつある。これからも必要な情報を必要なときにわかりやすく、そして正しくお伝えしてまいります。
2024年を振り返って
忙しくも充実した1年でした!
1月
NISA改正
つみたて投資枠と成長投資枠、合わせて年間360万円の積立が可能に!
セゾン投信ネット取引が「セゾンとつづく」にバージョンアップ
オンラインで口座開設や定期つみたて申込、金額変更が完結。
クレジットカード利用開始
セゾンカード、UCカードで定期つみたてが可能に。
「“新NISA成長投資枠”WA優秀ファンド賞」を受賞
新設のアワードで第1回からの受賞です。
「職場でセゾン投信」スタート
企業従業員向け資産形成セミナーの募集を開始しました。出張セミナー承ります。
セゾン資産形成の達人ファンド 純資産総額3,000億円達成
2月
第17期運用報告会
(セゾン・グローバルバランスファンド、セゾン資産形成の達人ファンド)
3月
「LSEG リッパー・ファンド・アワード・ジャパン2024」 10年受賞
4月
「R&Iファンド大賞2024」11年連続受賞
運用資産総額 8,000億円達成
7月
セゾン・グローバルバランスファンド、セゾン資産形成の達人ファンドのモチーフ誕生
セゾン投信 Meet up!
@池袋開催
「セゾン投信 Meet up !」とは?
金融知識が学べるカードゲームを通して投資家同士、セゾン投信スタッフとも交流できるイベントです。ゲームで学んで仲良くなったあとは懇親会で盛り上がります!2025年も継続してまいります。
9月
セゾン投信 Meet up!
@名古屋開催
10月
第3期運用報告会
(セゾン共創日本ファンド)
セゾン共創日本ファンドのモチーフ誕生
ファンドモチーフ
(勇者) (賢者) (弓使い)
新たな販売パートナー
- オリエント・コーポレーション(2月)
- 松井証券(9月)
- マネックス証券(5月)
- au カブコム証券(10月)
- スルガ銀行(6月)
- みずほ銀行(10月)
お知らせ
クラブ・オン/ミレニアムカード セゾンが利用対象になりました!
定期つみたてプランやポイント投資で使えるクレジットカードにクラブ・オン/ミレニアムカード セゾンをはじめとする、株式会社セブンCSカードサービスが発行するカードが追加されました。
「セゾンとつづく」でクレジットカードを登録または再登録が可能です。すでに別のカードで定期つみたてをされている方は、再登録後、クラブ・オン/ミレニアムカード セゾンで定期つみたてプランが継続されます。
「カードでつみたて」、「ポイント投資」キャンペーンの対象にもなります。
キャンペーンを有効活用して資産形成に弾みをつけましょう!
開催中のキャンペーンをチェック
セミナーのお申し込みについて
お電話からのお申込み
セゾン投信
お客様窓口03-3988-8668
WEBからのお申込み
2024年 年内で売買が完了する最終取引注文日のご案内
- セゾン・グローバルバランスファンド
- セゾン資産形成の達人ファンド
- 購入
- 2024年12月24日(火)15時30分
- 売却
- 2024年12月23日(月)15時30分
- セゾン共創日本ファンド
- 購入
- 2024年12月27日(金)15時30分
- 売却
- 2024年12月25日(水)15時30分
※永久不滅ポイントを利用した当日注文は12時まで、それ以外のご注文は15時半が締め切りとなります。
※旧一般NISAの非課税期間は5年です。2020年開設分については2024年で非課税期間が終了しますのでご注意ください。ご不明な点はお客さま窓口までお問合せください。
【お客さま窓口の年末年始の営業】
年末は2024年12月30日(月)17:00まで、年始は2025年1月6日(月)9:00より営業いたします。
買付・解約 受付不可日のお知らせ(2024年12月4日~2025年1月8日)
下記は2024年12月4日現在の当社取扱いファンドの休日(海外休日等)の情報です。
海外休日等は日本の営業日の場合でも、信託約款に定める申込不可日としてご注文を受付することができません。
海外休日等にいただいたご注文は、「翌営業日」を注文日として承ります。
セゾン・グローバルバランスファンド/セゾン資産形成の達人ファンド
買付・解約受付不可日
- 2024年12月25日(水)クリスマス
- 2024年12月26日(木)聖ステファンの日
- 2024年12月27日(金)クリスマス
2024年12月31日(火)~2025年1月5日(日)は国内市場が休場となります。
今月の積立購入での約定日
- セゾン共創日本ファンド2024年12月19日(火)
- セゾン・グローバルバランスファンド/セゾン資産形成の達人ファンド2024年12月23日(月)
セゾン投信 出没録
新潟 編
新潟にセミナー講師として伺いました。到着した昼時は日差しもあってぽかぽかと暖かく、信濃川が美しく煌めいていました。ところがセミナー終了後ビルを出てみると一転、驚くほどの寒さに。日本海側特有のキリっとした冷気はなかなか東京では感じられないものでした。新幹線で帰る前に、もちろん地酒も堪能。5種類飲み比べセットを楽しみ、軽い打ち上げとなりました。一か月後に再訪する予定ですが、次回はしっかりと厚手のコートを着ていきます。(尚)
スタッフのつれづれだより
アライアンス推進部 渡邊
皆さんにはトラウマってありますか?
私はこの夏、大きなトラウマを抱えることになりました。
真夏のとある日、いつものようにベッドで寝ていたら頬がチクチクする感覚があり目を覚ましました。
なんだろう、と枕元を見ると黒く細長い針金のようなものが枕カバーから突き出していました。触ってみると、「バタバタバタバタ!!!」と中から大きな音が。恐る恐る枕の中を覗いてみると、そこには大きなカナブンが居ました。枕カバーから突き出していたものはカナブンの足でした。私はカナブンとしばらくの間添い寝をしていたのです。
そんな夏も過ぎ去り季節はあっという間に冬ですね。これからどんどん寒くなってまいりますので、暖かくして過ごしましう。
ビジネス戦略部 篠宮
「ノーベル文学賞の賞金が日本円で約1億5千万円」との新聞記事を読み、その原資にがぜん興味が沸いたわたくし。
さっそくノーベル財団のサイトを調べてみたところ、興味深いデータを発見。なんと、ノーベル賞の賞金は財団の資金運用益から捻出されているのです。2023年の資産構成内訳は、株式52%、債券19%、不動産9%、オルタナティブ20%で、しっかりと分散投資がおこなわれています。また、リスクとリターンの評価によって資産配分割合を変えられるルールになっているようです。ノーベル賞のウラに資産運用あり!あらためて投資の必要性について考えさせられました。
Pick Up
WebCM配信中!
現在TVerなどで国際分散型の2つのファンドのCMを配信中です。タイミングが合わないと見られないのはもったいない!ということで公式YouTubeでも公開中です。今回は2つのファンドのモチーフを実写化!頼もしい【達人】勇者と、【グローバルバランス】賢者の姿ををぜひご覧ください。
今月の表紙
2024年最後はイタリア。ローマのコロッセオやピサの斜塔など古い建造物が多く残り、有名なヴェネチアのカーニバルは12世紀発祥ともいわれる、歴史と文化を大切にする国です。みんな大好きなピザもルーツをたどると紀元前だとか。食にも歴史を感じます。
編集後記
今年もアッという間に12月となりました。特集記事をつくりながら、改めて2024年は忙しかったな、と実感しました。皆さまが一番印象的だったイベントは何でしょうか。ニュースレターも試行錯誤しながらデジタル対応を進めてまいります。今までよりも情報量を増やせるのがデジタルの良いところではありますが、お届けする内容を選別することも編集の腕の見せ所と考えて、2025年もお届けしてまいります。